「何かがいつも」


水はどうして水なのか
わたしの喉が渇かぬように

炎はどうして燃えるのか
わたしが寒さに凍えぬように

蜜はどうして甘いのか
わたしのおやつが美味しいように

宇宙はどうして出来たのか
わたしがここに生まれるために

わたしはどうして生まれたか
あなたが寂しくないように
こうして言葉を紡げるように

大丈夫よ と、言うために

世界はいつも、あなたとともに
何かがいつも、あなたのために。



2009.03.12